小田原市のパブリックコメント募集に対して

小田原市(神奈川県)の長期事業の一つに下記のようなプランがあり、

この事業の一部に対するパブリックコメントの募集が2017年7月にあったので、意見として提出しました。

小田原新港自体は、完成間近でも西側の『都市住民との交流拠点整備ゾーン』は、

未だに白紙状態です。


完成図にある潜堤のデザインを変更するだけで、私たちの目指している

海底牧場構想をもったサーフゲレンデが設置できます。



小田原特定漁港漁場整備事業概要

 小田原地区に係る特定漁港漁場整備事業計画の

3大施策

 小田原漁港は、三つの施策を掲げ、五つの各拠点のゾーン整備を推進しています。

1 水産資源の持続的利用と良質な水産物を安全で効率的に供給する体制の整備
 生産流通加工拠点………水産物流通の効率化と一貫した品質管理
  • 蓄養水面の整備による活魚、高鮮度水産物の安定供給体制の確保
  • 定置網漁獲物や県外産養殖魚の蓄養による消費者ニーズへの対応
  • 流通加工施設整備による漁獲物の高付加価値化
  • 新たな流通ルートの確立による県西地域の水産物生産、流通拠点へ


2 水産資源の生息環境となる漁場などの積極的な保全・創造
 環境創造型事業………自然環境の保全と創造
  • 藻場(もば)や、水質などの自然環境への影響低減に配慮した施設整備の推進
  • 新たに整備する防波堤や潜堤には藻場形成機能を付加
  • 人と自然が共生できる豊かな沿岸域環境の創造


3 水産業の振興を核とした良好な生活環境の形成を目指した漁村の総合的な振興
 防災、漁船避難拠点………安全で快適な漁業地域の形成
  • 本港岸壁の耐震強化により、災害時の海上輸送拠点港として機能確保
  • 潜堤整備により新港の静穏度向上を図り、西湘地区の漁船避難拠点へ
 都市との交流拠点、生産労働効率化、近代化そして担い手支援
  • 直販施設整備による都市住民との交流促進
  • 漁具干場の整備により、網干しなどの作業効率向上と住宅地への
計画の枠組み 
(1)計画の役割と位置付け 本計画は、「小田原市美しく住み良い環境づくり基本条例」第2条に定められた環境政策の 
理念の実現に向け、同条例第7条に基づき策定されるものです。
 本計画は、本市の良好な環境を将来の世代に引き継ぐための環境行政を、
総合的かつ計画 的に推進することを目的としています。
そのために、長期的な視野に立った目標を掲げ、本市で生活や活動を行う人々が
環境保全のための行動を進める際の基本的な方向を示します。

  また、市民・事業者・市などがそれぞれの役割を果たし、協力しながら実行するための方策
  を示すものでもあります。


この施設の設置の目的は

)交流人口の拡大

2)小田原の魚の消費量の拡大を通じた水産業の振興


3)地域の活性化を図る

低炭素社会の構築と地球温暖化対策への取組として再生可能エネルギーの 導入促進や、
循環型社会の形成に向けたごみの減量化、資源化事業、自然環境の保 全と再生事業、
地域や海岸の美化への取組を強化することなどを盛り込みます。
本計画は、平成23(2011)年4月にスタートした
「おだわらTRYプラン(第5 小田原市総合計画)」に掲げた
3つの命題の「新しい公共をつくる」
      「豊かな地域資源を生かし きる」
      「未来に向かって持続可能である」
に基づき市の将来都市像を実現するための環境分野に 関する計画でもあり、
本市が策定した他の諸計画と整合・連携を図りながら推進していくもの です。 


NPOアイデアルリーフのパブリックコメント

1)交流人口拡大に対応

⭐️パブリックコメントー1

「魅力ある施設の具備すべき条件」


まず、ここで意味する交流人口を市民と市外からの来訪者と位置づけると、双方にとって魅力的な施設であることが必要である。
その為に、施設の具備すべき条件として
「便利」
「美しい」
「おいしい」
「楽しい」

などの条件を満たしているか?
感動与えられるか?
などを検証する必要がある。

パブリックコメントー2

「御幸の浜の西側の高架下に新たな駐車場の設置と遊歩道などを提案します」

(交流人口を増加させるための駐車場の確保)

この施設の交流人口の増加に対する難点は、

この施設が市街地と観光地(小田原城)から、現状の道筋では離れている。(駅から徒歩で30分以上かかる、電車を乗り換えれば早川駅から2分)

通常、観光客は、まず小田原城を目指し、直接港に向かう人は少人数と推定できるため、小田原城から御幸の浜、漁港への近道となるアクセス経路の整備が必要と思われる。

この施設を孤立させないためにも、人の流れをスムーズにし交流人口の増加を導くためには、新しい道ネットワークが必要と思われます。

幸いにも御幸の浜の西側に約(50m× 500m=25000平方メートル=乗用車1000+大型バス20台)ほどの空き地があります。
この場所には大型バスも浜に降りれるスロープがついています。
(ただし、高架下のエリア分けのデザイン変更が必要となります。現在の海の家の設置場所、
不整備の遊歩道、駐車場までの引き込み路線など)


この場所から小田原城まで徒歩で約10分、さらにこの場所にたまった河原石を使い遊歩道や避難路を設置すれば現在の港まで徒歩で約10分、
そこからこの計画中の施設まで徒歩10分で結ぶことが可能でです。

2016年約450万人の来訪者に対し、小田原市の観光戦略ビジョンは、
2022年までに700万人の目標数字を打ち出している。

これを達成のためには、この施設への駐車場の設置だけではなく
大局的に視野を少し大きくしたインフラの整備計画がが必要です。 

市は、この施設だけに対し50万人の来訪者と
7億円の施設収入と言う数字目標を打ち出しています

この整備計画の設置案は既に、上の完成図のような大枠の青写真を完成させていますが、

他方面の市民と関係者から再度意見をいただき変更可能な基本設計の範囲を明確にし、

予算の見直しを合わせて再度協議する


小田原市らしくしかも最新の機能的漁港のまちづくりデザインとして、
全国のこれからの港まちの模範となる設計が望まれる。


パブリックコメントー3

(仮称)新港連絡協議会の開催

地元市民、漁組、市民団体、ボランティア団体 、事業者の県土木、港湾設計者、なぎさ土木専門家、県水産課などの方々との話し合いの場の設置

この協議会の開催により
価値観の共有、事業行程の時間の短縮、設備投資の無駄の除去、施設の有効活用などの有益な情報を得ることができると期待します。

(議案の例題として)


⑴ 小田原的な城のような外見に設計変更できるのか?

⑵ 市民交流エリアの具体的な設計

⑶ 環境再生造作エリアと現存のダイビング施設とどのように融合させるか

⑷ 現状の景観を崩している施設西側のテトラポットをどのように配置替えし
  海底牧場構想をもったサーフゲレンデの潜堤にデザイン変更出来るのか?

その他、上記に市が掲げた目標に近づくための前向きな意見を反映させることが市民参加の新しい公共を作り、持続可能な豊かな社会づくりとなると考えています。


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