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2009/8/28 神奈川県西部漁港事務所訪問

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本日、神奈川県下で唯一水没型型人工リーフを設置している 西部漁港事務所に出向き、工務課長 高橋幸一氏より詳しい話を伺いました。 この事業は平成4年より始まっている事や高潮対策と海底牧場構想をすでに実施し かなり良好な結果のデータを得ている事、今後更に新し構想で市民にとってもより良い環境を構築するために協力し合って行く事を約束しました。 また、水没型人工リーフの詳しい設計図の情報を公開して頂きました。

海底牧場と人工リーフによる波の影響−2

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海底牧場構想を持った水没型人工リーフを設置したからという事で、いつも波が立つわけではありません。ある程度の高潮(約二メートル以上)がきた時に沖合いで波を砕けさせて海岸に打ち寄せるエネルギーを半減させ、海岸線を防護する事、浸食から守る事などを優先的な目的に考えた設計が必要なのです。 そこに、環境の問題点を循環型海底牧場構想により解決し、利用者の意見としての景観やサーフィンゲレンデとしての活用、海岸の公園構想などを取り入れた新しい行政事業に期待します。

海底牧場と人工リーフによる波の影響−1

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サーフィンが出来る人工リーフが海底牧場構想をベースにしていれば、漁業に莫大な利益をもたらす可能性があります。 今までシケで漁に出られなかった時にサーフィンが出来、波のないほとんどの日は海底牧場として機能する事が明らかになってきたからです。 逗子の大崎やカブ根の磯に長年投石事業を行なって来た結果、良い漁場の海底牧場となり一方、3年前には日本ビックウエーブコンテストが開催されました。 ここでサーフィンの出来る波が立つのは、年間平均して20日も無いでしよう。漁猟にはほとんどマイナスの影響は無いと思われます。ここは、参考になるエリアに成ると思われるので、今後海底の地形と波の崩れ方、投石された石の位置などをコンピーター分析する予定です。

動画基礎データ

ここは、私のホームポイントの1つです。 ただエキスパートと、ローカルがタイトな事でも有名です。 『みんな来て楽しもうぜ』と大きな声で言えないのが残念。 ところが、うねりが入って来ているのに波のり出来なかい海に、同じようなブレイクをもつ環境に優しいサーフポイントを新たに作る可能性があるのです。 私たちは、この可能性を具現化するためにがんばっています。 その為には、皆の協力が必要です。このサイトで出来る署名だけでもお願いします。 次世代の子供達に環境問題の大切さとサーフィンの楽しさを伝える為にも私たちの活動が必要だと信じています。 この画像と海底のリーフの形を調査しコンピュータで分析して整合性を計ります。 多分ヨットハーバーを作る20分の1の予算で、今までサーフィンのできなかった 海に皆の新しいサーフゲレンデが出来るかもしれません。 しかも、波の無い時は、海底牧場。 ちょっとトレンドなボランテァ!あなたの参加を待ってます。

水没型人工リーフの現状−2

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他の地域での高潮対策の土木工事は、沖合いに露出したコンクリートの離岸堤防やテトラポットの塊をよく見かけます。 同じ高潮対策でも沖合いで波を一度砕けさす事により、波の力が半減することを計算し引き波による海岸の浸食を防ぐという考えは、最新の工法だと高く評価されても良いでしょう。また、水没型なので景観を壊さないという意味でも他の工法より明らかに優れています。 ここに、科学的データをもとに海底牧場構想とサーフィン可能なリーフデザイン(自然石の安山岩の投石位置)などを考慮することができれば、無公害の自然エネルギー(波)を利用した循環型の自然環境の再生から育成へと拡大し、地域の漁業や商業の活性化に繋がるすばらしいものに変貌する可能性を秘めていると思います。

水没型人工利−フの現状−1

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神奈川県下では、西部漁港事務所においてすでに水没型人工リーフの工法が行われており、他の県土木事務所の高潮対策事業に比べて、景観一つをとってもテトラポットやコンクリートの壁が露出することがないので、 優位だと考えます。 更には、長年の神奈川県の水産課の研究で生物生態系にも寄与している事が分かってきました。 神奈川県 環境農政部水産課 議場調査、資源管理班 主任技師 木下淳司氏と対談 有益な話を伺い基礎データとなる研究論文の別刷を頂きました。

投石事業による海底牧場の成果

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神奈川県環境農政部水産課漁場調査、遡源管理班  技幹 滝口 直之氏より2002年の衛星観察データを提供して頂きました。 明らかに逗子市小坪において行われて来た投石造成漁場のほうが 天然漁場より魚、貝類などの生態密度に有意の差で優位あったという結果が発表されていました。 (長井における大きな差は、測量ポイントが禁漁区であるためとの事でした)

逗子の大崎とカブ根サーフポイントは海底牧場だった

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昭和37年から逗子の大崎、カブ根に行われて来た安山岩の投石事業は、磯根資源の増大を目的にしたものでそれが、偶然にも日本のビックウエーブコンテストの開催される程のすばらしいサーフゲレンデと成っていたのです。 今後、私達は新しい海底牧場を設計する時の投石位置を決める基礎資料を作る為に、まず、現状の海底の地形の測量、波の波形の測量、更には生態系の調査を実施する予定です。 ボランテァの参加者随時募集(090−3134−0117、田中)!

逗子市の海底牧場構想−2

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逗子の小坪魚組と逗子市、県、国とがそれぞれに協力した海底牧場事業です。 なんとこの事業は、昭和37年からの継続事業です。 投石事業に使用した石は、安山岩でその理由は先に書いたように、江戸城の城壁に使用として真鶴より切り出した輸送中の安山岩が、大崎沖で難破して落石したものに貝が付き、良い漁場になったのがきっかけだと言う事です。 資料を見ると昭和37年から昭和43年まで小坪漁業協同組合の単独決算事業で始まっているのが分かりました。先人の小坪漁業組合の方々に感謝!

投石、築いそ事業調査−1

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私が、地元の逗子の海底牧場の話を始めて聞いたのは、平成7年3月、当時の逗子の小坪漁業協同組合長 平井保徳氏より偶然に伺ったた話から始まる。 その時、私は逗子市制40周年の記念事業に携わっていました。市民が主体となったこの記念事業の一つ、逗子再発見事業として逗子海岸の右隅に建つ記念碑『不如帰』の調査を行ったことがきっかけでした。 その調査で判明した事を上げると 1)この碑は江戸城の城壁に用いられる為に、伊豆の真鶴より切り出された安山岩である。 2)輸送中に小坪の大崎沖でなんらかの理由で座礁して磯の上に長年置き去りになれていた。当時は鍋島藩が切り出した石と言う事で通称『鍋島石』と呼ばれていた、 3)その石を昭和8年町制20周年の記念事業として徳富盧花の逗子を舞台にした代表作の『不如帰』と掘られた記念碑として利用された。 4)ほかにも同じような石が大崎沖に沈んでいた。 それらの石が、あわびやトコブシ良い漁場になっていたため、その場所の位置は口外できないとのことであったが、特別に石の調査の目的ということでボランティアダイバーの協力で調査の許可を得た。 5)そこに沈んでいた真鶴石には、加賀藩の刻印が刻まれていたのを発見した。 6)地元の海底の石は砂岩が多い中、この真鶴の安山岩の周りがすばらしい海底牧場になっていた。

参考資料−2

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参考資料−3

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波についての勉強会 参考資料−1

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波に関して県土木を始めとする施工業者の専門家とこれから一緒に勉強して行く為の 資料の1つとして

2009/7/23 一色海岸

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早朝、娘達と海岸を視察がてら、散歩しました。 驚いた事に今までこんなに多くのとがったガラス片を拾った年は、始めてです。 ビーチグラスの流行で容易にガラス片を海に投げ込むようになったのが、 原因しているのでしょうか? それとも、海の家の不道徳なお客の仕業? 本当に危ない! 私も不覚にも指を切ってしまった。 たったの20分で3人では、持ちきれないほどのガラスとゴミを拾いました。 県庁中の掃除費用は捻出できても、海岸の掃除費用はでてこないのですか? 私たちの払っている税金をもっと有効に活用してほしいものです。 海岸管理者のちょつとした気配りに今後期待します。 娘達も、『ナミマガシマ』を片手にゴミ拾いを手伝てくれました。

(独)港湾空港技術研究所−3

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ここの施設は、干潟の変化を研究しています 室内は、温室のようになっており太陽光が入るようになっており。 3つのプールが並んでいました。 10年程前に久里浜海岸の砂を持ち込み、海水を引き込み 一番目のプールには、常に波を起こさている。 二番目のプールには、絶えず海水を還流させる。 3番目のプールは、海水を入れ替えるだけでなにもしない。 さあ10年間のうちどんな変化が起こったと思いますか? なんと、二年目あたりから波のあるプールにだけに生命が誕生してきたそうです。 それも、アマモです。 ユニークな実験だと感心しました。 今度、発表されている詳しいデータをアップしたい思います。

(独)港湾空港技術研究序序訪問−2

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ここは、世界でも有数の波の研究所だ。 巨大なドックの中には、新羽田空港の新しい海上滑走路の模型が設置され、波がどのように影響するかの実験がされている。 色々な種類の波を作る装置が3方の壁面に設置されている。 驚いた! サーフィンの出来る波の研究するための 小型プールや、水没型の人工リーフを入れた場合の波の力の分析装置、テトラポットのミニチュア模型、海水による色々な素材の変化を観察しデータを蓄積している。 ここには、アイデアルリーフの必要していた基礎データや設備が整っている。 わくわくさせる道具が一杯であった。