21/6/29 第34回 海洋開発シンポジウムに参加


www.jsce.or.jp:committee:ocean:symposium2009.html.webloc


場所は、横浜開港記念館で朝から開催されており海岸の開発に携わる行政、大学、関係諸団体の研究成果を学会発表形式で行われていました。
久々の学会に参加した気分で、少し興奮していつも疑問に思っていた事をいろいろと質問してきました。そこで判明したことは、
1)海岸を埋め立てたり、テトラポットを入れる権限は、国土交通省をはじめとする水産庁、都道府県土木課、市町村、開発業者などのそれぞれの大義名分の理由によりおこなわれていて一貫性が無い。
2)台風、大雨などの被害のあった直後に補填作業的に緊急に行われている。
3)経時的海岸線の変化を、ここ数十年前の空港写真だけを基礎データとして論じている。
4)海岸の砂の多くは河川や山が崩れて増えているとしているが、海底の砂の量のデータが不足している。
5)色々な防護対策をしても後手に回るので、なるべく人工物を入れない養浜だけにしたいう一見美しい結論を出そうとしている。
 特に5)を出す前に、今までさんざんやりたい放だい日本中の海に入れたてテトラポットの後処理もしくはリサイクルを考える事が先決だと強く思った。



また、横須賀土木事務所が、横須賀市長者ヶ崎海岸に投石したレキに利用者の多くから不満と営業妨害の声が出始めている。専門家の宇多氏のコメントは、『レキのサイズが大きすぎる』であった。近日中に現地より取材レポートの予定。

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