黒岩祐治神奈川県知事殿
平成30年3月9日
『磯焼け対策協議会』の提案と設置の要望書
NPOアイデアルリーフ代表 田中俊樹
神奈川県は、東京都心より気軽に車や電車で来れる場所に位置し、その中でも相模湾沿岸は、海水浴やヨットやダイビング、サーフィンを始めとする色々なマリンスポーツを楽しむことのできる絶好の立地条件を持った地域です。
また、相模灘に浮かぶ富士や江ノ島は、古くから北斎をはじめとする芸術家を魅惑し、現在も多方面の芸術作品を産み出しそれらが、『湘南』と言う名のブランドの根底に流れ一つの文化となっています。
さて、神奈川県は、2020年東京オリンピック・パラリンピックのヨット競技種目を藤沢市の江ノ島で開催することが決定しています。
また今回新しくオリンピック種目となったサーフィンやウィンドサーフィンも湘南が発祥の地であり、約200万人の愛好者のうち4分の一にあたる50万人が、湘南の海に訪れていると言われています。そのため多くのオリンピック候補選手が、この神奈川の海を練習場として日々活動しています。
一方、この同じ海では、多くの漁業者が、生活を営む場所でもあります。
今後、ヨットレースのコース設定における定置網の位置関係や遊漁船などに対する新たな規制や保証などを話し合う必要があります。又、スキーの競技場のコースをデザインするのと同じように一宮では、サーフィンゲレンデを作るための海浜や海底の整備なども合わせて漁業者との話し合いが必要だと思われます。
2020年神奈川でのオリンピック・パラリンピックを期に、オリンピックレガシーとなるような海面と海岸の整備をする良い機会と捉えています。
このような多様な人々のニーズに応える海浜、海面、海底をより良い環境に整備再生していくためには、新しい海の法の整備と漁業権などの規制緩和が必要だと思われます。
全国に先駆け神奈川県と各自治体は、未来の子供たちに向け、早急に整備事業計画を立案し、町民、市民、県民、国民そして海外からの来訪者が気軽に美しく整備された海で安らいだり、時代にあったスポーツを多くの人が手軽に安全に楽しむことのできるような環境作りを推進していく必要があると痛感しています。
そのためには、今全国的に大きな問題となっている海の病気『磯焼け対策』を行うことが先決と思われます。
この事業は、神奈川県の美しく豊かな海を未来につなげていくためにも社会的また地域的な義務と責任とも言えます。
このような理由から『磯焼け対策協議会』を設置することを要望いたします。
1990年サーフ90実行委員
1992年(社団法人)逗子葉山青年会議所理事長。
1994年逗子市市政施行40周年記念事業実行委員会委員長。
2008年NPOアイデアルリーフ設立
NPOアイデアルリーフ
代表 田中俊樹
黒岩祐治神奈川県知事殿
平成30年3月9日
磯がれ対策としての
荒久海岸人工リーフ工事の追加工事の要望
現在、日本の近海底においては、『 磯焼け 』が進行しており
大きな社会問題となっています。
(独立行政法人水産総合研究センター水産工学研究所)http://nrife.fra.affrc.go.jp
神奈川県下においても三浦半島荒崎近辺に磯焼けが始まっていることが報告されています。
(神奈川県水産総合研究)https://www.youtube.com/watch?v=CZ-dHLWPAwI
一方、『小田原漁港海岸環境整備事業』として平成元年より現在も進行中の
『御幸の浜』に設置された潜堤の目的は、(資料1)
①国土を守るための防護
②環境及び景観の配慮
③市民県民の利用者への配慮 でしたが、
近年の調査報告を再評価すると
①防波、防砂に対して有効であった。
②磯が再生され魚介類の生息が、確認され新たな漁場となっている
(この事業は全国的に高い評価受けている)
③海浜近辺に駐車場もなく、夏の来浜者も湘南海岸エリアでは最低であった。(資料2)
平日の市民県民の利用者は、少なく御幸の浜は事実上閉鎖状態にあります。
このような現状から市民が問題意識を持ち立ち上がり
2017年7月16日
御幸の浜にて「小田原ビーチパークプロジェクト」が開催されました。
そこで、御幸の浜幸の西側に隣接する現在進行中の荒久海岸人工リーフ設置工事に
海底牧場構想を持ったデザインを専門家の意見を参考に最新の技術を持って追加する事は、
全国的にも非常に有意義なことと思われます。
2020年東京オリンピック大会が開催され、東京から新幹線で約1時間
で訪れることのできる『小田原城』は、大きな観光の目玉となると思われます。
また、同時に御幸の浜の立地は、
小田原城から 徒歩5分(ワンブロック) で行くことができます。
普段、太平洋の海を見たことのない県外の来訪者や諸外国の方々に対する
「おもてなし」の1つとして
美しい海岸公園や海底牧場構想を持った潜堤は、諸外国の方々に
新しい磯焼け対策事業のみならず漁場拡大のビジネスモデルとして
紹介することも可能かと思います。
(案)意見聴取会メンバー
宇多高明 一般財団法人 土木研究センターなぎさ総合研究所長
鈴木高二朗 国立研究開発法人海上・港湾・航空研究所
海洋研究領域 耐波研究グループ長)
桑原久実 国立研究開発法人 水産研究・教育機構
水産工学研究所 水産土木工学部 部長
高橋 征人 神奈川県漁業協同組合連合会
代表理事会長
荒井 千里 県土整備局 河川下水道部 防砂海岸課 なぎさグループ
グループリーダー
片山 俊之 神奈川県水産技術センター企画資源部
主任技師
福田 孝晴 鹿島建設 技術研究所長
田中俊樹 NPO アイデアルリーフ代表