日本の沿岸『なぎさ』の第一人者より学ぶ  連載ー最終回

宇多 : 県も半分あんだけんど、そうゆう風な 話し合いをやっぱりやってくしかないじゃない。 
田中 : そうですね。それで、この間御幸の浜の その提案を小田原市の担当の方に提案を出して それで一応、会うことになってます。今度、市 長と。 
宇多 : あの辺の小田原、御幸は僕は組合長よ く知ってんだよ。
田中 : あ、そうですか。
宇多 : うん。だから、ある程度その何、いや 日本国のどっかでやります、ってんじゃ、北海 道かよって話になっちゃうから、どっかある 程度、近場で
田中 : ターゲット決めて、協力理解してくれ るところを探して 
宇多 : ターゲット、ま、ある程度。オンリー ワンじゃまずいな。
こことこことここくらいを 大体まあ想像いたしますが、そこについて、 ちょっと広範な議論しませんか?というのを やればいいんだよな。 
田中 : そうですね。
宇多 : そしたら、いっぺんに話いかないじゃ ん。でも、ずっと黙って、一人でずっと田中さ んがじっと考えて、突然実現するものじゃない よな。非常に多くの関係者に理解してもらえな いと
田中 :そうですね。
宇多 : どうゆうことなんだっちゅうのをわ かってもらわない限り、一歩も前にいかない やな。
田中 : そうです。 
宇多 : それをやるのをお勧めする。だから、 基本的な考え方は、付き磯やりながら、その、 漁場再生になりつつ、その、地域が発展するっ ちゅう点ではわたしも同感だよ 
田中 : ありがとうございます。

宇多 : うん、ただ、とんでもねえの作っちゃい けないとこに作って、よせばいいのにって話に ならなように
田中 : そうならないように、はい、基礎データを 教えてもらって、ご指示をいただくと、これだっ たらいいんじゃないかとか、こうゆうやり方の 方がいいんじゃないかとか、というのを専門 家である先生方に、構造的ならこうだよとか、 というようなことを教えていただければと 
宇多 : そうそう。それでいいだ。
田中 : ありがとうございます。
宇多 : だからさ、、、
田中 : 企画委員会とかなんかそうゆうのを立 ち上げますか
宇多 : 1回ね、まあ、みんな日曜日はサーフィ ン忙しいのかい
田中 : いいえ、そんなことないです。きま す。
宇多 : 何月何日にちょっと集まってこいよと、 いうんでね、今私が言ったような話とか、その 鈴木さん?でもいいし、あの、漁業組合長さ んしゃべんねえかな、なんかそうゆうあるい はオリンピック関係の人と話を少しむにゃむ にゃってやるような 
田中 : 食事会ですか?
宇多 : コア委員会じゃないんだよな。講演て 言うと格調高いことを喋るだろ?そうじゃなく て、あんたそう言うけどどうなの?ってゆうの、
田中 : 円卓会議。
宇多 : 会議ってゆうと重みが出るしなー
よく あるでしょ座談会みたいな
田中 : それはオリパラのためと言った形にす れば集まりやすいんですね。スポーツ庁の元政 務次官の山本さんは、協力的です。

宇多 : だから、今私が言ってるのは彼らの考 えてることとそんなに違わないようにね
田中 : そうですね。
宇多 : そうでしょ?だからま、どうするか知 らねえ、なんかワーキングでいいや、なんか、 ある種のグループだよな。あま、営利を目的と しないで、
田中 : そうですね、NPOでいいんじゃないで すか
宇多 : NPO.でまさに全体のためにちょっと 考えましょうと、

いうので進めるのが一番い いんじゃない。どう思う?

田中 : そうですね。それに先生にも参加して いただけるというのことであれば、NPOアイ デアルリーフはネット上ではだいぶためてきて いるデータがありますので、趣旨に関してはよ く理解していただけると思いますね

ですから、 それと後はNSAのやっぱしあの組織が窓口に なってますので、そこのところがどうも、、
 宇多 : そっちの主体となるところのから流れ てくる情報とこちらがずれてる場合、うまくい かないでしょ。
田中 : そうなんですよ。 
宇多 : 基本のところは大体同じ方向に、向い てるってゆうかな、

田中 : 競技をどうすれば良いのかと言うことだけで、オ リンピックを機にその予算の一部で、日本中の 海底整備をして漁場付きのサーフゲレンデを 作ろうよというところまでは、

まだちょっと これからです。今は、スキーが好きで、初めてスキー 場を作ろうとしていた人たちと同じような状態なんでしょうね。

スキーを知らない山の管理者が、山を削ることはとんでもない。雪が積もれば山道を滑ればいいじゃないか。ていうような感じですかね。
宇多 : いや、細かいところはお前らに任せる よ、目指してるものが一緒になればとってもい いわけだよ。

田中 :そうなんですよね。後、お金の出方です よね。 
宇多 :そうそう。特にそれが、どこからお金が降りてくるのかってこと下手すんととんでもないことに なるよ。

田中 : そうなんですよね。間違えると。とん でもないことになる。お金のことは

宇多 : だから、よほど考えないと。小池知事 じゃないけれど、誰のために、どうして、どう やって、本当にそれよくなるの?という議論 した上で、
やさしく説明できないと、そうゆう お金は使うときには誰か、必ずこうゆう風に裏 の方からピッて言われるよな。 
田中 : はい。

宇多 : 後から、そうじゃないんだって言って もさ、だからやっぱり論理的な裏付けは、しっ かりつけて、議論していかなければいけないよ な。

田中 : そうですね。ですから、NPOに落と すよりもやっぱしオリパラの委員会だ とか、水産庁だとかに、お金のことは、ちゃ んとそこを通して明確にしておく必要がありま すね。
宇多:我々の利得にしないかたち。
田中:そうですね。
宇多:そうい事じゃないの。
田中 : ーん。それはもうわかってる事ですけど ね。この指とまれって言った時に、
NSAが、 一番に来ていただければですね、まずは。
 宇多 : まずはな。 組織はとっても大事でさ、非常に多くの人間を 同じ方向に向けて手分けして動くってゆう風に しないとパンクするよ。 
田中 : そうなんですよ。

宇多 : 病気になるよ。
田中 : ~ん。大丈夫です。

宇多 : だもんでさっきから僕がそうゆうこと 同じこと言ってる 
田中 : ですから、うん、ま、私もいろんなボ ランティア活動やってきまして、あの、逗子の 市制40周年って一つの記念事業があったんで すけど、

その時にあの、市の中のボランティア 組織全部から2名づつ出向していただいて、1 30人から140人からの組織を作ってその中 で色々な事業をやったことがあるんです。

その 中で、このサーフゲレンデの話のきっかけがあ るのです実は。
その時に、一つの委員会が、 逗子再発見と言うことで徳富蘆花の不如帰の 文学と磯に立っている石碑の調査をしたこと です。
江戸城築城の時に使うために真鶴から運 んできた100人持ちの石が逗子の大崎の磯で難 波したと言う歴史があったのです。
その石を使っ て石碑を町政20周年1933年の記念事業として 作ってました。他にも海底にあるのではない かとボランティアダイバーの協力で加賀藩の家 紋の入った同じ真鶴石と呼ばれている安山岩を 見つけたんです。

それにはいっぱい貝が付くと 言うことを小坪の漁師さんが見つけて昭和37 年から付き磯事業と言うことで投石始めていたん です。 
宇多 : ああそうなんだ。それで安山岩のこと を持ち出して提案してきたんだ。

田中 : それで、個人的に情報公開で安山岩の 投石場所とかかった費用を調べてみたんです。 
そしたら驚くことに、大崎とカブネと言うサー フポイントと同じ場所だったんですね。

そのこ とをみんなに知らせようとして2006年のサー フィンサイエンス&テクノロジーシンポジウム で発表したんです。カブネポイントでは、その おかげでビックウエイブ大会ができたんです。
この付き磯事 業の予算はどれくらいかかっているかと言うと 一回で、大型バス3ー4台分ぐらいの 859立方メートルの真鶴からの安山岩の運搬投石費用が500 万円(平成11年、逗子市)
ボートの競技会場一つの300 円に比べると、海底牧場のサーフゲレンデを作 るのには、そんなに費用は、かからないとい うことがわかったのです。 
宇多 : そうか。やっぱ、どっか、さっき言っ たようにどっか、適地を 

田中 :ですから、小田原に、これが小田原に提 案した書類がこれなんですね。小田原は要する に、海岸利用ってのは非常に少なく、御幸の浜っ てのは小田原にある海水浴場にもかかわらず観 光としては、全く活用されていない。



   小田原市長
            加藤憲一殿        
                                                             平成29622
                                                 NPOアイデアルリーフ
                                                                         代表  田中俊樹
  
           小田原市事業企画要望(案)


  1. 市民、行政、事業者、有識者を交えた談話会の開催   

  ( テーマ )

  小田原市の産業活性化の基盤となるオリンピックレガシーについて

  ( 共通認識 )

   「 オールインワンのエコシティ・小田原」

     小田原市の平成2910月の環境基本計画の改訂に向けて
    平成291月に小田原市より環境審議会に諮問行い、
    当該審議会における「 見直し検討部会 」が開催されました。

    中間報告として、基本目標並びに基本政策には、変更はなく
   但し時流に合わせた視点の改訂を10月までに行うものとしています。

  (ガイドライン)

  1、国、県等の動向や、社会的動向の変化、新たな時流への対応

  2, 市民、事業者、市行政、オールインワンの結びつきの強化

  3、市の総合計画や関連計画、国、県、関連各省庁との整合

   上記の内容を踏まえた上で、談話会を開催し
   それぞれの立場からのご意見を伺い市の行政事業に協力する






  1、国の動向    オリンピックパラリンピック
       社会的動向   オリンピックレガシー
       新らたな時流  磯枯れ、津波

  2,  市民      一般市民
            オリンピック選手
                        マリンスポーツ関係者

          事業者     国、県漁港土木事務所、漁業組合
               市      →         市長、行政官僚

            結びつきの強化   →         オールインワンの談話会

      3.   市の総合計画及び関連計画
       
                               →. (仮称)小田原漁港交流促進施設条例等の設定  
                                        パブリックコメントについて


           国の動向
                         スポーツ庁 ; 強化キャンプ場の整備
                           農林水産庁 ; 磯枯れ対策事業
                                  国土交通省  ; 津波対策事業

         県の動向
                              →神奈川県オリンピック レガシー
                                        予算   350億円の配分について

         時流の変化
                         →D.  世界初オリンピック新競技種目
                                       サーフィン競技種目について





宇多 : ほとんどダメだね。
田中 : ダメなんですよ。
宇多 : 知ってる。でもどっから、どうやって あそこいっていいかわからないね。 
田中 : そうそう、でも、小田原城からすぐな んですよ。歩いて10分かからないです。
宇多 : そうなの?


田中 : そうなんですよ。すぐなんです。でも 駐車場が少ない。浜には100台以上停められる 駐車場を作るスペースはあるんです。市の要望 があればできるのです。 
宇多 : 小田原市はなんだって言ってんの
田中 : 今からです。これと同じ資料は企画部 長にお渡ししてますので6月に市長と会う予定 です。 
宇多 : 小田原に波あるの?
田中 :酒匂川の河口に砂が溜まればいい波がたちます。

宇多 : けど、おおよそいつも波ないな。
 田中 :うんん。。。 
宇多 : 南西から波入ってくればいいけど、、
 田中 : 南東からのうねりなんです
宇多 : 東うねりはよくあるけれど、それは小 田原側か
田中 : そうです。ここはうねりが入るとこな んですよ。
宇多 : 深いからな。
田中 : 西湘バイパスが壊れるくらいですから。 ものすごい力のある波が立ってるってことなん ですね。 
宇多 : 大体わかったよ、だからわかった。そ うすると、こうしたらいいよ。
田中 : はい。
宇多 : さっき言ったように、もうちょっと頭 を同じ方向に持った人間をこうまとめ上げて、 共通の理解を作ると、それは、一サーファーだ けじゃなくて、
漁場、魚とってる人とか諸々含 めたようなそうゆう、それから、
それを客観 的にチェックできるような、水産試験場とか、 そうゆう人も入ってもらって、そうやってまあ、 市なんかも入ってもらって、こうなんか、議論 していく、場、を作って、最初からいっぺんに でかくしなくていいのかもわかんないけど、 そして議論していくってゆうのが一番いいと思 う。 
田中 : それなら勉強会として、まあ、一番い いのが小田原市で、漁組の方とか、先生とか、 市長を含めて、それと港湾事務所の水産技術セ ンターの研究者にも加わっていただいて、
 宇多 : とりあえず、それでちょっと勉強して みない?ってゆう軽いネタでいいんじゃないか
 田中 : ええ。最初からあんまり構えてしまう と。みんな引きますね 
宇多 : 最初からなんか作る計画論を打ち上げ るっとか言うとまずいよ。

田中 : そうですね。
宇多 : オリンピックに向けてどうゆうものが 考えられるかってっていう話かなんなで、
 田中 : そういうことですね。 
宇多 : そうゆうことから、
田中 : オリンピックに向けて一つの提案とし て、こうゆう、、、
宇多 : まあ、協力、、国民としては協力しな くちゃいけないんで、それをサーファー自ら少 し考えてそれが地域のためにもなるようなアイ ディアが少しあるので、それについて皆さんで ちょっと議論してみませんか?って。最初。
 田中 : 最初ですね。ちょっとそれは小田原の 方に最初のアプローチとして使わせていただき ます。 
宇多 : うまくいけばよ、陳情出してさ、水産 庁の予算をこっちに、注入して もらえばいいんだよな。 
田中 : ()一回そうゆうのをやれば、既成 事実ができてくれれば、 

宇多 :予算が増えるってのは、行政官は嬉しい
田中 : ~ん。そこらへんのテクニックは僕 にはわからないですが。ははは()

宇多 : ()そいで、そうゆうのをやってん のが、波崎にある、波崎。 
田中 : どこですか?
宇多 : 茨城県と利根川の河口。

田中 :~うん。
宇多 : 水工研ってのがあるのよ。それは漁港 関係の、漁場、漁港関係の研究やってる場所 なんだよ。そこにも結構人間いるんだよ。

田中 : ~う。
宇多 : 水産サイドにとってメリットがあるか どうかってのはそこでチェックしてる。だから そうゆうところにも話ししてかないと。
田中 : ~え。
宇多 : だろ?
田中 : ちょっと茨城遠いですね。それに、あ の、放射能とかあるとみんないやがる
宇多 : 放射能はねえ~
田中 : あっちの方はやっぱりちょと、相模湾 で話をつけていきたいと、動きやすいんで。 
宇多 : いやいや、研究者として入ってくてな ?って意味での話だよ。あっち側でやるって 話じゃない。な。
田中 : 研究者として。意見を聞かせてくれ と。 
宇多 : そういうことかな。いい?
田中 : はい()できるだけ集めてみます 
宇多 : ちょっとすぐには動かんとは思うけど、 趣旨としては理解できたろう。
田中 : ありがとうございます。
宇多 : 似た、他の場所でも漁場をこうよくす るためにこうゆうのがやれる世の中になるとい いんだけどね。
田中 : 一応ビデオで、その、術前術後の渋谷 さんがやったものを僕のサイトでまとめてる5 分くらいのがあります。
宇多 どこでやったのそれ? 逗子?
田中 : いや、北海道の増毛です
宇多 : 逗子のさ、なんか安山岩入れたところ がどうなってるかの写真とかないの?
田中 : あああ、、ないです。 
宇多 : ?
田中 : 海中はありますよ。それは石を見つけ たってゆう写真だけです
宇多 : じゃ、ないね。石を見つけた上にそれ
田中 : 漁場ができてるって
宇多 : 藻場ができてるっとか
田中 : やります。
宇多 : そうゆうさ、な。
田中 : 用意します。知り合いにダイバーがい ますから。
宇多 : そうゆう人に、ちょっと頼んで、写真 を取るなり、そうゆう準備必要じゃん。
田中 : はい、そうですね。準備します。
 宇多 : いいかな?
田中 : そうですね。人集めと市長に会うとき はそこで一回目で勉強会にしたほうがいいの かな、、、ま、それはちょっと秘書の方と一 回打ち合わせします。
宇多 : 向こうは向こうで地域開発で色々考え てんだろうから、あんまりお仕着せでやるとダ メだろうな。最初はこう軽いジャブだよな。
 田中 : はい。わかりました。 

宇多 : という方向で。
田中 : 本当に今日は長時間ありがとうございました。 

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逗子の大崎とカブ根サーフポイントは海底牧場だった

神奈川県の回答に対して、再考願いを提出しました。(30年8月12日)