日本の沿岸『なぎさ』の第一人者より学ぶ  連載ー5


ジャパンエコモーションとは、

2020年東京オリンピックまでの

『和の国日本』における 

『海の環境の創生と活用』を柱とする

NPOアイデアルリーフの

行動指針のスローガンです。





日本の沿岸『なぎさ』の第一人者より学ぶ  連載ー5



田中 : 2016年当時、オリンピックに対しての予算が、森組織委員長が言うには3兆円 (2018年9月現在は、1兆5000万に減額)で、その3兆円の出てきた背景を調べ ますと、
宇多 : うん。
田中 : それはリオの方で、前回のブラジルで のオリンピックをやった時に25千億かかっ た。 
宇多 : うん。
田中 : そこで、計算式の上で東京でやるなら 地価が高いので、まあ、3兆円くらいかかるだ ろうと、まずはどんぶり勘定したわけですよ。
 宇多 : ははは。()アレの話かよ。
田中 : それで、その3兆あったとした場合に はですね、
宇多 : 100億くらいどうってことないっちゅ うわけ。
宇多 : そうです。1兆円は人件費。1兆円は インフラの整備、1兆円を各種目に分けたと した場合にその1兆円の部分を33競技あるわ けなんですけれども、一つの競技に対して、約 300億の予算がついてもおかしくない、例え予算が半分になったとしても十分という 話なんですね、 
宇多 : だから、10億、20億は屁でもねえっ ちゅう、、
宇多 : そう。それで、ボート種目は、すでに 300億をもう予算計上してきているわけです よ。 
宇多 : おお。要求してんだ。
田中 : 要求して、もうそれは多分決まるん ですね。
ただ、サーフィンの場合はそうゆうオリンピック準備委員会のようなはっきりした組織を日本サーフィン連盟が中心となって作ってないのでサーフィン競技の総合予算にキャンプ場の整備や海岸の整備費用などを提案してないので受け皿がないわけなんですよ。
宇多 : ああ、だから、、、
田中 : だから落とし用がないんですよ。
宇多 : なるほど。
田中 : それでオリンピック・パラリンピック 組織委員会というのは報告団体なんですよ。
分のとこで、これをやってくれ、あれをやって くれっていうのはないんですよ。

各競技団体か ら、こうゆう提案があって、これぐらいの費用 がかかるから必要があるから出してくれと、い う話しになってるんですよ。

ですから、そうゆ う意味では、あの、こちらからその、提案して 予算作りとかそうゆうのを全部準備した上で、 オリパラ組織委員会の方に要求するという流れみたいです。

スポーツ庁っていうのが新たにできたわけなん ですけども、スポーツ庁がそのお金を握ってい れば、超政党ですので、いろんな派閥とかそう ゆうのを超えた中でオリンピックという一つ の大義名分に対してサーフ90の時のような海岸の規制緩和をして鵠沼や平塚の海岸が公園化して整備されたようにそうゆう、、
 宇多 : そのオリンピックの本会場じゃなく て、それの準備に使えるよっていう空間でもい いんかい
田中 : この競技は、自然の『うねり』というクリーンエネルギーが波という形になりそこをすべたりくぐったり飛んだりする競技です。

うねりの方向は、現在インターネットの恩恵により気象情報は即座にわかります。

低気圧や台風の位置により島国日本どこの場所にサーフィンに適した波が何時ごろからどちらの方向からどれくらいの大きさのうねりが入ってくるかが判るので、日本のオリンピック選手は、フットワークを軽くして日本の各地のサーフキャンプ場に移動する必要があるなんです。選手は、一宮の競技海岸に留まっていてはダメだと思うのですが。

理想的には、今までサーフポイントではなかった色々な方向を向いた岬の海底を整備して、海藻を植えて、新しいサーフゲレンデを作る。

これは、具体的には、仮設競技場を作る数十分の1の費用で、オリンピックの良い遺産(レガシー)エコサーフポイントとなると思うんですがね・・

オーストラリアのゴールドコーストの市長が、提言しているようなサーフブレイクによるまちづくり(2018年6月26日のブログを参照下さい)を参考にすればビジネスモデルにもなりうる話・・・・



宇多 : いやあ、本会場は知ってるよ。
 田中 : 本会場は一宮です。
宇多 : 一宮ね。 
田中 : 一宮これね、あのー、波ないことが多いんです よ。夏のオリンピックの時期は。
宇多 : いや、知ってる。で、近くの茨城の磯 話だよ。 
田中 : 千葉じゃないくて
宇多 : 茨城。具体的な話。ここにあった磯が よ、ボンって沈んだんだよ。
  で、これ、見てみ ろ。いいか。ここ見ててくれ。ほら、磯よ。
 田中 : ううん。 
宇多 : ここは砂浜あったんよ。それがさ、こ こに磯があるでしょ。
田中 : はい。ありますね。
宇多 : なくなったの、これ全部なくなった。 
田中 : ああ。さっきの震災の話ですね。 
宇多 : な。
田中 : ほんとだ。
宇多 : なくなったでしょ。
田中 : あらら。
宇多 : すっぽりなくなった。
田中 : これ一宮じゃないですよね。
宇多 : 違う、これ磯なんだけど。
田中 : ええ。
宇多 : これはだから。私としてはさ、その趣 旨はわかるわな、
田中 : はい。 
宇多 : わかるんだけど、オリンピックに関係 すると、、、
田中 : もし先生がそうやって私たちの趣旨を 提言していただけると、
200万人のサーファー 達の為にオリンピックレガシーとして日本中 の離岸堤が、見直し事業で潜堤の海底牧場のサーフポイントとして生まれ変われば
一宮は 触らなくてもいいと思うんですよ。ただ、 大会をうまくやるためには予備会場が必要だと、思ってます。この競技は、 
宇多 : そう。そう。練習する場所だよな。
 田中 : そうです。キャンプ場が必要なんです よ。潜堤をデザインしてそれで付き磯事業 と同じようにまあ、自然石を使えば、完璧な 波、、、 
宇多 : 当然、、、
田中 : 完璧な波ができます。
宇多 : ところが、漁組が今のままでいいと。 
田中 : ~ん。
宇多 : こう保守的なんだよな。一宮は、ここら辺が三角形になるから、波がビヨーンてサー フィン、乗れるわけな。でここが、メイン会場 のとこ。これはここにでかい磯があるんで、こ う波が回ってくるわけ
田中 : ~ん。
宇多 : だから、ここはちょっとそうゆう人工 的なものをなんかやろうにもあまりにも規模 がでかすぎるんで、本体だけはさわれない。
田中 : そうですね。 
宇多 : 但し、さっき言ったようにどっかで練 習するような場所が必要だっちゅうのも、こ れはありだよな。
田中 : はい、そうです。 
宇多 : そうゆう時に、この九十九里沿岸では 今、片貝の漁港の周り、な、ここで波がビヨー ンて砕けるもんで、ここんとこで毎日沢山の人 が入いってるわけよ。 
田中 : そうですか。
宇多 : でも、この辺全部砂浜でさ
田中 : そうですね。
宇多 : いいんだけど、その、そうゆう構造物 を作る空間があんまりないんだよな。 
田中 : ですから、構造物というか、潜堤の基 礎は今までの方式でいいと思うんですけれども、 潜堤を新しく作る場合にうねりに対して、水平 型ではなくって、うねりに対してブーメラン型にするだ 、、、 
宇多 : いやいや、知ってるよ。理屈はわかっ てる。もちろん。昔、勉強した。こうやればい いっしょ?それはそうなんだけど、だからその、 ものじゃなくて、ものが難しいんじゃなくて、 そうゆうことをやろうとするときの、、、 
田中 : 漁組の問題ですか
宇多 : 漁組の問題より仕組みだ。
田中 : ~ん。まあ、そうですね。ですか ら、、、ですから、オリンピックという大義 名分が、、、
宇多 : どこでやる?
田中 : ?
宇多 : 例えば、練習する場所の必要だよね。 
田中 : ええ。ですから、小田原でもいいじゃな いですか。御幸の浜。
宇多 : 御幸はどうかな
田中 : あそこら辺は、ものすごくいいうねり が入ってくるところで、、
宇多 : 知ってる知ってる
田中 : それで、あそこにはサーフィンを取り 入れた高校できているんです。 
宇多 : なぜ波がいいのかっちゅうのは、もと もと深い、深いよな、あそこは、そして、、、
 田中 : いきなり、、、
宇多 : 波高デルタがこう三角形に出て、おむ すび型に出てるから、そこんとこに波が入って くんと、斜めにひゃーって砕ける。 
田中 : そうですね。
宇多 : そんな場所でしょ?そうゆう場所は地 形的にいくつかあるわけで、それはそのあそこ よ。とても有名なのがあそこよ。日本はダメだ な。
田中 : 日本は、素晴らしい地形なんですよ。

 宇多 : ドンドンたたきこわしてるはな。 だーっと。
田中 : うーん、まあそうですがー、、でも日 本は、日本の環境は、世界的に見て特性なんです。気象上平均すると日本のどこかで一日に二つの低気圧が通る島国。と言うことは、いろんなところで波が立ってる。四季があって積雪量の多い山が点在している島国と言う気象学的にはすごい特殊な島ではあるらしいんですね。

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